広いなぁ。。
事務局RIKAです。
相変わらず、よちよちぶりは変わりません。
今年の2月に発売された
「 聴いたら危険!ジャズ入門」を読みました。
http://www.amazon.co.jp/%E8%81%B4%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%89%E5%8D%B1%E9%99%BA%EF%BC%81-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E5%85%A5%E9%96%80-%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%95%93%E6%96%87/dp/4048862162#_
小説家で、自身もテナーサックスを吹いておられる、田中啓文氏が書くフリージャズの入門書。
入門書といっても、よくある名盤の紹介ではなく、歴史的巨匠も紹介しつつ、今活躍するミュージシャンが多く紹介されている。
様々なタイプのジャズが並行して存在する、現代ジャズシーン。その中でフリーというジャンルを敢えて志向・選択する若手がいる。
CDやLPで再現されているものとライブでの生の演奏は驚くほど違う!(これは、ライブに足を運ばれる方は皆さんわかりますよね♪)
記録として留められた形と現在進行形の演奏は全く別の様相のものも多くあり、その違いがまた楽しい♪
本作を読んで、気になったミュージシャンの演奏を動画などでみて 更に演奏しているところにも足を運べる。現在進行形の入門書になっているのがポイント。
本作は 「歴史的巨匠」「現在活躍する海外アーティスト」「日本人アーティスト」の3部構成。
海外の歴史的巨匠として、最初に紹介されているのが、Peter Brotzmann(ペーター・ブロッツマン)。サックスの怪獣で「フリージャズってなんですか?」と問われたら、ブロッツマンをナマで見ろというのが正しい答え。だそうな。
で、筆者のお勧めのPeter Brotamann Chicago Tentet+1の演奏があったので、見てみた。
http://www.youtube.com/watch?v=ViymcDeT5Xs&feature=related
若手の中にいる、髭を蓄えたどっしりしたのが ブロッツマン。
迫力があるのは伝わる。
「ぶぉぉぉぉ!!」「ピーーー!」
・・・・・・・・・やっぱわからん。形式的なものがないのはわかるけど、それ以外がわからん。。
無茶苦茶なのがいいのか??
いや、「むちゃくちゃ」が正解なのか。。
ま、色々聴けばわかるようになるか・・・と私はそのまま次へGOした次第。
(こういうところに適当な性格が出るwww)
現代のジャズシーンを支える海外プレイヤーからは、
めちゃくちゃ楽しいと評されている Carlo Actis Dato(カルロ・アクティス・ダート)。
筆者のお勧めの盤は動画はないけど、試聴はできます
http://www.amazon.co.jp/The-Moonwalker/dp/B003NJ0GDQ
確かに、なんじゃこりゃ??でした。フリージャズですかい??
バリトンサックスがいいね。低音ささえてる、バリトンサックスが、鳴る鳴る。腰を据えてるけど重くない!個人的にはものすごく好みかも。
参考に彼のカルテットの動画も
http://www.youtube.com/watch?v=MWj28JSyjXs
ね?? フリージャズですかい??って問いたくなる。
日本人プレイヤーには 勿論 山下洋輔も紹介されていますが、
私的には気になっていた 秘宝感が紹介されてた。
ジャズのフリーペーパーやフリーマガジンを探している時に、このバンドのベーシストが編集長をされている「Japanese Beat」というのがあるというのを知ったところだったので、グッドタイミングだった。
(Japanese Beatのツイッターアカウントはこちら→ http://twitter.com/#!/japanesebeat
)
先日大阪で行われたライブの動画があったのでどうぞ、、http://www.youtube.com/watch?v=yQxYmQ2T2CY
え・・・と?? ワタシ、ドウシタラヨイ??
フリージャズなんすよね?? と最初4分過ぎるまで、ちょっとどうよ??と思ってみてました(笑)。あ、フリーっぽくなった。。と、ここで気づいたけど 後ろに鼓がいてるやん。
で、結局 どう反応したらいいのかわからないまま 終わってしまった。(汗)
いやいや、フリージャズって思ってたのとちょっと違う世界かも。
最初に紹介されていた、ブロッツマンみたいなのがフリージャズだと思っていたら、違うのね?? 目から鱗。
紹介されてる人たちを一人ずつ色々聴いていくと、 モダンジャズでも千差万別なのと同じように 世界が広がっていることを改めて認識させられる筆者のフリージャズへの愛溢れる一冊でした。
- 2012.05.04 Friday
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